ロングタキシードの歴史を紐解くと、その原型はスモーキングジャケットと呼ばれる1870年代に流行した喫煙する際に着る喫煙服にたどり着くそうです。
イギリス皇太子のエドワード七世がヨーロッパのカジノに立ち寄った際、このスモーキングジャケットを見て興味を覚えイギリスに持ち帰り、ディナー服としてパーティーなどで着用するようになったことから広がっていったと言われています。
やがてこのスモーキングジャケットは米国で進化していきます。1886年にニューヨークのタキシードパークというところでパーティに燕尾服に着替えるのを忘れた一人の男性が、スモーキングジャケットのまま参加します。
これが受けて、ロングタキシードの始まりとなったと言われています。