ディレクターズスーツは日本の冠婚葬祭における準礼装で、午前中から18時までの時間帯に着られるものです。
ディレクターは重役という意味もあり、ブラックスーツによる略礼装よりもフォーマルで一段格が上の礼装となります。
基本はブラックのジャケットとグレー、またはダークグレーの縦縞柄のコールズボンによる組み合わせを特徴としており、アメリカではストロウラー、イギリスではブラックラウンジとも呼びます。結婚式の主賓やスピーチ担当者向けの礼装ですが、近年ではブラックスーツを着ることの方が多いようです。
カジュアルな結婚式が多い昨今では、新郎新婦の親がこのスーツを着ることが多いため、一般参加者は格式で同列に並ばないためにもブラックスーツを着ることが推奨されています。