ディレクターズスーツは、黒いショート丈ジャケットとストライプのパンツの組み合わせの略礼装です。
コンサートで指揮者が着用する燕尾服や、タキシード・モーニングより少し砕けた格式ですが、日本で着用者を見かけること少ない礼服のひとつです。昼の略礼装として告別式で着用することは、フォーマルウェアの世界基準では正解です。
ただし、日本国内では葬式でのディレクターズスーツ着用者はほとんど居ません。国内では黒の略礼服以外での参列者は滅多に見かけません、つまり悪目立ちしてしまいますし、他の参列者や遺族も驚くでしょう。社葬の場合は喪主や葬儀委員長クラスの人がモーニングやディレクターズスーツを着用しているケースはあります。
とはいえ一般の告別式の場合は、参列者が着用するのは避けたほうが無難でしょう。日本での葬儀なら、世界基準ではなく国内の常識を重視することをおすすめします。