日本で最上級の礼服として着られているのがモーニングコートだが、モーニングコートの歴史は普段よく着られていたフロックコートを乗馬する際に裾が邪魔になるので、その裾を切り落としたことからスタートしました。
その後、朝に散歩するときの服として作られたのが始めでしたが、19世紀に乗馬から発展した歴史があります。そして、19世紀の中頃にはお昼の正礼装にはモーニングコートを着ることが国によって決められていました。
現在では普段着で着られることは減ったが、それでも結婚式では父親が着たり叙勲や授章などで宮中に参内するときに着られるのを見かけます。
ちなみにモーニングコートは夜間に着ることができなかったので、国が正礼装と定めたのも昼間に着るときだけでした。